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読んだり観たり聴いたり。



やられた~!

ハウルの動く城
ハウルはしずかちゃんに匹敵するくらい入浴シーンが多いキャラだと思う。

結局DVDは予約して買いました。
公開当時は観になんか行かないもーんとか、キムタクが声なんて絶対ヤダとか、色々いちゃもんつけて、結局観に行かなかったのですが、
行けばよかったよ!
案の定、宮崎駿にまんまとやられてしまいました。
ハウルに ほ れ た...。
キムタクも良かった。ヤダとか言ってごめん。
最初の登場シーンで速攻心臓を持っていかれました。
出逢いかたとしてはむしろお約束といっていいパターンなのに、逆に意表をつかれちゃって。
続けて3回観そうになったよ。
金ハウルも黒ハウルもいいけど、私は鳥ハウルがいちばん好きです。

オマケの1/24secondは、なんかゴチャゴチャした忙しい絵だなと思ってよく見たら、ハウルが部屋でフテ寝(?)している場面でした。おまじないの道具やモビールがゴッチャリ飾られたすごい部屋。ベッド遠すぎてハウルよく分かんないけど...。
虫眼鏡が必要です。
# by woo_memo | 2005-11-24 23:38 | movie

この3日間で観たもの。



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# by woo_memo | 2005-11-23 23:51 | movie

黒いチューリップ / A.デュマ

黒いチューリップ
アレクサンドル デュマ Alexandre Dumas 宗 左近 / 東京創元社
ISBN : 4488512011

チューリップこそオランダの誇り。
17世紀にオランダで起こった"チューリップ熱"。
ある種類のチューリップの球根一個と家一軒が同じ値段で売買される、そんな狂乱時代がオランダにはあったのです。
そんな時代のかの国では、いかにして黒い色のチューリップを作るか、皆鵜の目鷹の目。
そして、チューリップ作りこそ男子一生の仕事。

時の政変に巻き込まれて無実の罪で投獄されてしまう青年コルネリウスと、彼を助ける牢番の娘との恋を中軸に、物語は突っ走る。
コルネリウスはほぼ黒チューの栽培に成功していたその目前に、このような目にあってしまうわけで、その成功を密かに呪い、あわよくば黒チューを盗んでやろうという敵役もしっかり控えていて、それはやっぱりお約束。

子供の頃観ていた「ラ・セーヌの星」というアニメに、"黒いチューリップ"ってキャラが出てきたと思うんだけども。ま、それは置いとくにしても、私はこの「黒いチューリップ」と「快傑ゾロ」をどこかで間違えていたらしく、「で、チャンバラはいつ始まるのだ? 主人公はいつあの仮面で復活するのだ?」とずーっとずーっと待っていたんでした。
半分以上読んだところでやっと、あーそういう話じゃないんだと諦めた次第。ド阿呆です。

ド阿呆といえば、ヒーローであるはずのコルネリウスは"ド"が付くほどのチューリップマニア。
かわいい彼女よりチューリップのことばっかり考えています。
途中、「チューリップよりローザの方が大切だと気づいた」みたいなくだりがあるけど、そうは言いつつも、
しかし、ローザはなぜチューリップについて語るのを禁じたのだろうか。
それがローザの持つ重大な欠陥だった。
コルネリウスが溜息をつきながら心に思ったのは、
女性というものは完全でありえないのだということであった。

なんてお馬鹿なことを考えているあたり、根っからのチューリップマニアの改心度合いは甘い甘い。
大体コルネリウスは350ページに渡るこの本のほとんどを牢獄で過ごしてるんだけど、自力で何をなすわけでもなく、嘆くか待っているだけで、えーと、途中ちょっとだけ人を殴ってみますが、ストーリー上ちょっと暴れてみたという感じで。
やっていることといえば女の子を恋しく思ってやつれたり、チューリップを思って...(以下略)。

対してヒロインは歴史的な人物相手に渡り合って幸せを勝ち取る。そうして結局、ヒロインによってヒーローは黒いチューリップの栄光も取り戻せたし、牢獄からも解放されるのです。
自分で花嫁衣裳着て待ってるんだから、こいつは大物だわ。
# by woo_memo | 2005-11-12 22:21 | book

コープスブライド

「ティム・バートンのコープスブライド」を観に行ってきました。
不気味さの中にキッチュなユーモラスさがある絵柄で、大人向けのアニメーションという印象。生者の世界が陰気で彩度も低いのに反して、死者の世界はサイケでカラフルで陽気さに満ちているところがとってもシニカル。
だまし絵に向きそうな絵柄だなあと思っていたら、実際にそれらしいシーンがあったのでビックリでした。

個人的にちょっとウケたのが、ちらっと出てきたダ・ヴィンチのウィトルウィウス的人体図の骸骨バージョン。誰が気づくんだ、そんなマニアックなパロディ。

観終わったあとにパンフレットを読んで驚いたのは、この映画がパペットを使ったストップモーション・アニメだったこと。
それまでずっと3DCGだとばかり思っていたので、ビックリでした。ライブ・アクション(生身の人間の動きをCGに取り込む技術)かと思うくらい自然な動きもあったので、スタッフの根気と情熱に感服しました。
すごく気に入った! ので、DVD化が待ち遠しいです。


http://wwws.warnerbros.co.jp/corpsebride/
# by woo_memo | 2005-11-10 22:22 | movie

裸のランチ / ウィリアム・バロウズ

裸のランチ

公序良俗侵犯文学としては、ずば抜けてツワモノです。
後味悪く吐き気がして、でもそんなものも読んでみたいあなたにお勧め。

バロウズが麻薬から脱したのは40歳過ぎで、それまでは売人とお客の二つの生活にどっぷり。
そんな人が、どこでどうして文学作品を書こうなどと思ったのか。

おれ=ウィリアム・リーが垣間見る世界の断片。
ヤク仲間のこと、商売のこと、病院の風景...。薬によって外部から断絶された悪夢には、さすがにうんざり。
太く健康そうな腕を見ると「いっぱい楽しめそうな血管だな」、すべからくこれだもの。
不潔極まりない注射針を身体のあちこちに刺してのたうちまわる人間達の姿と、それを見事に具現化した文章と構造で、アメリカ最後の「書物による猥褻裁判」が起きました。
これを出版したオリンピア・プレスは一風変わった出版社で、健全なポルノを売りつつ、社長の趣味で一割ぐらいはその境目にある作品を出し、ナボコフの「ロリータ」もベケットの作品などもここのポルノに混じって出版されたとのこと。
「裸のランチ」はポルノだと信じて買った読者の反応も良くなかったそうで(そりゃそうだ)、私も最近読んだ本の中では、いちばん神経的に障る作品でした。

薬って、要するにこういうことなのかな。

巻末には阿片、マリファナ、コカイン、コデイン、デメロール、抗ヒスタミン剤、アル中等々、各種中毒についての詳細があります。

しかも本書はアメリカではインテリ層の基礎教養に属するんだとか。
分からんもんです。
# by woo_memo | 2005-11-08 23:06 | book


忘れないようにメモメモ。

by woo_memo
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